QPatch
QPatch製品群はQPatch 8、QPatch 16、およびQPatch 48の3機種で構成され、すべてイオンチャネル研究に広く用いられています。一連のシステムは、異なった幅広いスループットのニーズをカバーし、ギガシール形成を前提としたパッチクランプデータを提供します。なお、QPatchはほぼすべてのイオンチャネルのタイプでご使用頂くことができます。
- シールエンハンサーを用いずにギガシール形成が可能
- 安全性薬理研究において実績のあるベンチマークシステム
- 電位および電流固定記録のいずれにも対応
- ハードウェア、ソフトウェア、バイオチップおよび消耗品のいずれの問題ついても柔軟に対応
- シングルおよびマルチホール測定
- 自動化および標準化された細胞調製
- ドリフトがなくメンテナンス不要な電極
「Sophionの使い勝手の良いソフトウェアのおかげで、電気生理学に疎い人でも簡単に操作できる」
Dr. Ioana Neagoe, Evotec
お知らせ
- QPatch II発売に伴い、2018年10月1日より旧型QPatchの製造を中止いたしました。
- 旧型QPatch のサービスや保守点検は、2018年10月1より少なくとも5年間継続いたします。
- 同様に旧型QPatch のアプリケーションサポートについても、2018年10月1より少なくとも5年間継続いたします。
- 重大なバグなどに対応するためのソフトウェアの更新は継続いたしますが、今後旧型QPatch には新機能の実装は行わず、それらの機能はQPatch IIのソフトウェアに追加することになります。
無人操作
QPatchでは、数時間に亘る無人のパッチクランプ記録を可能にするため、随時新たに細胞を自動調製することが可能です。 細胞の生存能力を維持し、パッチクランプでの成功率を向上させる当社独自のセルホテルを用いることで、実験中の細胞は培地に保存しておくことができます。
ジョブ、アッセイプロトコル、データの確認および分析は、すべてデスクトップコンピュータでどこからでも行えます。
仕事をより柔軟に
QPatchの操作は、シンプルなタッチスクリーン上で行うため、操作に不慣れな方でも簡単にでき、ラボの効率が向上し、スタッフのローテーションを容易にします。
添加試薬は不要
QPlateのユニークな設計により、一般的な生理学実験で用いる内外液のみでギガシール形成が可能です。人為的にシールを高めるために用いられるフッ化物塩などの添加試薬は必要ありません。
比類のないデータ品質
オートパッチ専用に設計されたSophionの高品質アンプは、電位および電流固定のいずれのアプリケーションも可能にするとともに、自動リーク補償を備え、最大100%のシリーズ抵抗補正も行えます。
また、QPatchにはマルチゲインアンプが搭載されているため、シングルのみならずマルチホールによるパッチクランプも実施可能です。
まるでマニュアルパッチのように
QPatchに搭載された圧力システムは、アダプティブ機能を適用したホールセルプロトコルも実施できるよう設計されているため、細胞の状態はホールセルが形成されるまですべて個別にコントロールされます。
QPatchは自動制御されたホールセルプロトコルならびに高い成功率とデータ品質によって特徴づけられる唯一のシステムです。
将来のニーズに備えて
QPatchはユーザーの将来のニーズを満たすためにアップグレードが可能であるため、お客様にとって非常に安全な投資とあると言えます。
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