B’SYS社が高品質で信頼性の高い細胞株を提供するために、自動パッチクランプ技術がどのように重要な役割を果たしているのか。

B’SYS社は、スイスに拠点を置く、イオンチャネル創薬のための細胞培養と生物医学研究アプリケーションというニッチな分野に特化した受託研究機関です。Sophion Bioscienceの自動パッチクランプ技術は、B’SYS社にとって重要な役割を担っているのです。

同社初のQPatchは2009年に導入され、現在B’SYS社のラボで4台のQPatchが稼動しています。長年にわたり協力関係は拡大し、現在SophionはB’SYS社の多数の細胞株を販売しています。

細胞株の開発にかかる具体的な期間は、その複雑さによってすべてが決まります。組織の大きさとスピードは必ずしも一致しないことをB’SYSのチームは何度も証明してきました。大切なことは、正しい設定と知識を持つことです。「細胞株の生産において、特に検証や顧客の期待に応えるために、多くの時間と労力が必要です。B’SYSでは、このような細胞株を作るためのエコシステムを構築しているのです。」とDaniel Konrad氏は言います。

B’SYSのチームは、Sophionの装置操作に精通しており、細胞培養に関する専門的な知識も持つため、機器と細胞の両方を並行した最適化にベストな環境といえます。今後、Sophionでは、QPatchの効果を最大限発揮させるために細胞株の培養方法など、細胞株を扱う際のガイダンスを提供し、B’SYSがその知識を直接顧客に伝えていただけるよう対応していきます。