アダプティブ電位プロトコル
…別名「オンラインVhalf推定」または「スクリプティング」
オンラインVhalf推定とそれに続くVhalfの使用例
個々に推定されたVhalfは、薬理学的データの精度を高めるための効果が期待できます。 Vhalfは、活性化曲線の最も急峻な部分に位置し、わずかな細胞ごとの変動であっても、誘導された電流、すなわち薬理学的反応に大きな影響を与えます。
Sophionのアダプティブ電位プロトコルを使用すると、各細胞の電気的特性に対して個別に最適化された電圧プロトコルを実行することできます。このソフトウェアは、各細胞においてボルツマン関数によるフッティングをオンラインで行い、半数の受容体を活性化するために必要な細胞ごとに特異な電圧や細胞の半数を不活性化状態に保つ電圧を推定します。
アダプティブプロトコルは、特定のパラメータを推定することができる活性化または不活性化プロトコルを含みます。その後、求められた推定値を電位プロトコルで使用することで、実験プロトコルを細胞の電気的特性に適応させることができます。
不安定な細胞によって適応度合が低下した場合は、バックアップ機能により、細胞をあらかじめ設定した電位に固定するため、データが失われることはありません。
- オンラインと細胞固有のボルツマンフィット
- 細胞固有のVhalfにクランプ
- 活性化および不活性化プロトコル
- オンラインパラメータの品質管理
アダプティブ電位プロトコルは、QPatch II及びQubeでご利用頂けます。
Charles River社による実際の活用例はこちらからご覧下さい。