カレントクランプ
個々の制限と制御
Sophionの自動カレントクランプは、アッセイ設定ソフトウェアで定義されてとおり、要求された電流を細胞に注入するために、必要な電圧を生成するフィードバック規則技術をえ用いています。
測定の安定性を高めるため、実験前に個々の測定サイトにおける細胞およびチップに関連した電気的パラメータを測定し、その結果はフィードバック・ループの個別の調整に反映されます。この個々の測定サイトにおける高度な電流制限と制御は、当社が自動パッチクランプ専用のアンプを開発したことにより可能となりました。
- 個々の自動化された電流の制限と制御
- カレントクランプまたは同じスイープでの電位固定/カレントクランプが混在した記録
- アップグレードが容易で、新しいハードウェアは不要
- 自動化された個別のクリップ検出で細胞の損失を回避
不安定性時にクリップ検出によって細胞を保護
何らかの理由で、細胞およびチップのパラメータが実験中にシフトし測定サイトが不安定になると、実装されたクリップ検出機能が作動します。測定サイトを電圧固定モードに戻し、細胞にあらかじめ設定した保持電位を与えます。
その後のプロトコルでは、同じ細胞を再利用し、所定のアッセイで設定したカレントクランプ、電圧固定または電位固定/カレントクランプが混在するモードにて化合物を評価することができます。
ハードウェアへの投資を節約
Sophionのアンプにおけるカレントクランプ機能はアップグレードオプションです。すべてのSophion APCソリューションは、ハードウェアの変更やアップグレードを必要とせず、状況要に応じてカレントクランプでアップグレードできます。