QubeおよびQPatch IIのソフトウェア新バージョンがリリースされました。

Sophion Analyzerは、当社の2つのプラットフォームQubeとQPatch IIで共通しており、このたび新しいバージョンがリリースされました。QubeはバージョンGoldcrest、QPatch llはバージョンEarthです。

主な改良点は、「上位レベルの解析結果を下位レベルでも」利用できるようになったことです。この機能により、ベースラインや正規化をより強力で柔軟に生成することができるようになり、実験結果を解析する新しい方法が編み出されることになるでしょう。

医薬品安全性スクリーニングを行う場合は、FDA(米国食品医薬品局)で認められているCiPAレポートフォーマットをワンクリックで出力する機能をご利用いただけるようになりました。

長年にわたり、多くユーザーより平均IV曲線算出機能のご要望をいただいておりました。私たちはCovid-19の長い日々をコンピュータの前で過ごし、同機能を実装いたしました。

イェール大学からは、活性化・不活性化プロトコルの価値をさらに高めるために、3パラメータのボルツマンフィットの実装を提案され、それも利用できるようになりました。

このようにみなさまから多くのご要望をいただいていることへ感謝申し上げるとともに、可能な限り多くのご要望を実現していくことで、本物の電気生理研究開発のワンストップショップとしての地位を強固なものにしていきたいと考えています。

実験を実施される方にもニュースがあります。

Qubeでは、電圧プロトコルをサブミリ秒単位で作成できるようになり、リガンド暴露時間を0.8秒からカスタマイズできるようになりました。これにより、減感作を起こしやすいリガンドゲートターゲットの制御がさらに向上します。

QPatch llでは、アダプティブプロトコル(別名V½)がVxxへ拡張されたので、チャンネルを実験者の意図した通りの状態へ正確に操作することができます。個々のVxxは、電位刺激値としても固定電位値としても使用できます。興味深い薬理効果をよりよく見るために、スクリーニングステーション上でliquid periodの全期間におけるライブトレースを追跡することができます。実験中に事前に結果の概要をつかむことができるため、実験終了後の解析作業が、手動で行う場合でも自動で行う場合でも、よりスリリングになります。

Qube GoldcrestQPatch ll Earthには、その他にもさらに多くのアップデートがあります。詳細はアプリケーションサイエンティストへお問い合わせください。アップグレードはすぐにご提供可能です。いつものようにお客様ご自身で行うこともできますし、私たちがお客様のために行うこともできます。どうぞご希望をお聞かせください。そして….もしまだ弊社製品ユーザーでない場合は、どうぞお気軽にオンラインデモのご希望をお申し付けください。