ヒトの人工抗体を用いたヘビ咬傷治療薬を発見

ヘビの毒は、世界中で多くの命を奪っており、治療法の改善が求められています。最近の研究では、優れた安全性と高い中和能力を提供することにより、現在の血漿由来の抗毒素よりも優れた利点を持ち、広範に中和するヒトモノクローナル抗体を発見し最適化しています。

毎年約6万人がヘビに噛まれ亡くなっています。世界保健機関(WHO)は、2030年までにヘビ咬傷による死亡率を半減させるという目標を掲げています。 最近の研究では、広範な中和能を有するヒトモノクローナル抗体の開発を目指し、さまざまな種類のIgGが数種の蛇の毒素を中和する可能性を示しています。このような発見は、ヘビ咬傷に対する新規で広範な中和作用を持つ抗毒素の設計を可能にするために、極めて重要な次のステップです。

「ヘビ由来の長鎖α神経毒に対し、広範に中和するヒトモノクローナル抗体の発見と最適化」を題する新しい論文が「Nature Communications」に掲載されまたした。こちらよりご覧いただくことができます。

論文用のデータ作成には、QPatchとQube 384の両システムが使用されています。SophionのSenior Research ScientistであるKim Boddumは、当社のプラットフォームで行われた研究を、こちらの動画で紹介しています。

IONTAS、DTU(デンマーク工科大学)、UCR(コスタリカ大学)、ETH Zürich、Sophion Bioscienceと素晴らしいコラボレーションが実現しました。

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現在、承認された医薬品の 90% 以上は低分子ですが、高分子 (>1.000 Da、生物製剤としても知られています)は、創薬における注目度と重要性が急速に高まっています。現在では、世界の医薬品売上トップ10の大半を占めています。

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