Sophionユーザーによる最新四半期出版物の紹介

 
夏が終わり、秋の気配が感じられる今日この頃、Sophionユーザーによる最新の四半期概要をお届けします。第3四半期もまた、イオンチャネル研究においてSophionのプラットフォームは大変忙しい期間でした。
 
多くのテーマが網羅されています。Nav、Kv、Cav、リガンド依存性イオンチャネル、神経疾患、癌、感染症、安全性薬理学から毒物や抗毒素まで、きっとあなたの目を引くものが見つかるでしょう:
 
優れた出版物のリストの中から、さらに貴重で、興味深い展開を3つ紹介します。

  • Harvard大学のBruce Bean教授の研究室のVaelli氏らは、臨床現場で期待され、Nav1.8をターゲットとしたVertex社の疼痛治療薬であるVX-150とVX-548をの特性評価にて、最新の平面パッチプラットフォームを使用した初のQPatch Compact論文を発表しました。論文はこちら
  • 私たちは機械学習(ML)に関するイオンチャネルの論文を待っていました。現在4つが届いています:

1) カリフォルニア大学Davis校のMateos氏らは、VGICの創薬と開発を加速するためにML手法を用いました。論文はこちら
 
2) 米国FDAとの共同研究であるLiu氏らは、hERGブロックを予測するためのMLモデルを開発しました。論文はこちら
 
3) 中国薬科大学(南京)のLi氏らは、ポリファーマコロジー薬、つまり、ある疾患における複数のターゲットを調節することを目的とした薬剤の設計を試みました。論文はこちら
 
4) James Cook大学、フランス国立科学研究センター(CNRS)、Queensland大学の共同研究であるRafaelli氏らは、タンパク質フォールディングMLソフトウェアAlphaFoldとNMRを併用して、予測モデルの改善に必要なデータを提供しました。論文はこちら
 

  • 多剤耐性(MDR)病原体の増加につながる抗菌薬耐性(AMR)の世界的な増加問題を取り上げた2つの論文:

1) Hameed氏ら、Bugworks Research India社、Apconix社、MedChemica社は、広域抗菌薬の臨床候補であるBWC0977を開発しました。論文はこちら
 
2) Genentech社のKofoed氏らは、MDR感染症の治療の改善につながる可能性のある新しい種類の殺菌剤としてGuaB阻害剤を提案しています。論文はこちら
 
この四半期に出版された著者の皆様、ご出版おめでとうございます。