New ion channel posters

以前弊社が作成した” Cardiac Ion Channels”ポスターを 覚えていらっしゃいますでしょうか。このたび、追加で2種類のポスターを作成しました。”Ion Channels in Cancer” および”Ion Channels in Pain”です。ご希望の方にポスターを郵送させていただきます。

お受け取りになりましたら、ポスターの前で撮った写真をお送りいただけますでしょうか。(インターネット上に掲載させていただきます)

メールをいただきましたら、速やかにポスターをお送りします。

お一人でも、同僚の方とご一緒にでも結構です。素敵な写真をお待ちしています!

Webinar 「iPS心筋細胞におけるIK1電流」

次回のウェビナー「自動パッチクランプとiPS細胞」のお申し込みを受付中です。このウェビナーでは、ヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるIK1電流の手動および自動パッチクランプ測定に焦点を当てます。

ゲッティンゲン・大学医療センターからFitzwilliam Seibertz博士をお招きし、「Differentiation of induced pluripotent stem cells into cardiomyocytes with a focus on maturity-induced IK1 development」と題した講演をしていただきます。

続いて、弊社のiPS細胞のエキスパートであるKadla Røskva Rosholmが、hiPSC由来心筋細胞の電気生理学的特性評価に関する最新データ(自動パッチクランプによる電位依存性IK1電流や活動電位測定など)を紹介します。

詳細および参加登録はこちらよりお願いいたします。

シールエンハンサーを使用しないCRACチャネルアッセイ(ポスター)

カルシウム放出活性化チャネル(CRAC)は、自己免疫疾患、転移性乳癌、糖尿病、炎症性腸疾患などで重要な役割を果たすとともに、移植拒絶反応を予防する可能性があることが知られています。そのため、CRACチャネル電流(ICRAC)の活性を調節する分子が注目されています。

フッ化物は、CRACチャンネルを研究するアッセイでは禁物です。良好な高膜抵抗値(ギガオームシール)を達成するために、一部のオートッパチクランプメーカーはフッ化物などのシール増強剤に大きく依存しています。そのため、自動パッチクランプ装置でCRACチャネルのアッセイを行うことは困難とされてきました。しかしSophionの装置では、フッ化物を使用しない、真のギガシールの形成を保証します。

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ソフィアンの QPatch または Qube 384 自動パッチクランプシステムを用いた CRAC チャネルアッセイについて、詳しくはこちらをご覧ください。

レビュー論文: 医薬品開発における高齢者向けの安全性薬理学上の課題

高齢者人口の増加が創薬に与える問題は深刻であるにもかかわらず、高齢者のための医薬品開発に対する具体的な解決策は限られています。このことは、世界中を巻き込んだ問題になる恐れがあります。

元ファイザー社の安全性薬理学の専門家であるBernard Fermini氏と弊社のDamian Bellは、創薬コミュニティに対して、高齢者層向けの医薬品の適切かつ堅牢で安全性試験を開発・実施するための議論を開始し行動するよう、その示唆に富むレビューの中で呼びかけています。

私たちは、このレビュー論文をオープンアクセスとしましたので、ぜひご一読ください。

ティーンエイジャーからヤングアダルトへ

サーバーや書棚の中から、私たちは未だに設立当初の書類を見つけ出すことができます。これらは2000年から2001年の間の記録です:設立記念パーティーの写真、Sophion初年度の「家」であったNeuroSearch裏に建てられたプレハブ小屋の写真と図面、アイディア・訪問記録・構想についての書類

2000年7月5日、Sophion Bioscienceはデンマークの製薬会社であるNeuroSearchからスピンオフする形で設立されました。もう20年も経ったことが信じられません。

当社のサーバーにある年表と、Sophionの最初のCEOであるTorsten Freltoftが残した記録から、創業当初の数年間を振り返るのは興味深いところです。恐らくすべての新興企業と同様に、当時のSophionでも資本集めが、最終的にQPatchを生み出す開発体制を維持するための日常生活の一部であったはずです。またこの記録では、サッカートーナメントや学会後の楽しい夜の催しについて、そしてもちろん2001年にオープンしたSophionの新しい施設の落成式についても多くのページが割かれています。

 

2004年に掲げられた”QPatchビジョン”:2004年のSophionはすでに強力で専門的な顧客サポートに焦点を合わせており、このサポートは販売する製品の一部として包含されていると考えていました。それから15年以上が経過した今日においても、我々は顧客に焦点を合わせたビジネスを継続しており、顧客サポートのために大規模なアプリケーション担当の科学者チームとフィールドサービス担当の技術者チームを維持しています。

Sophion がQPatchを発表し、その製造を開始した2005年、このときからビジネスの焦点は開発のための資本の確保からグローバルな成長の維持へと移り変わりました。その頃、社内のとある人物がこれからのビジョン1つとして記したことは、今後APCシステムの潜在的ユーザーが求めるものは単にシステムや測定用のプレートだけではなく、アプリケーション担当の科学者とフィールドサービス担当の技術者から強力なサポートであり、それらは他のベンダーから提供されていないと言う指摘でした。 それから16年後の今日、私たちは今でも同じ原則で会社を運営しており、ユーザーは常にアプリケーション担当の科学者とフィールドサービス担当の技術者で構成される専任チームによってサポートされています。

2005年から2010年までの数年間で、新規システムの納入数は急増し、Sophionは4年連続でデンマークにおいて最も急成長している企業としてリストに掲載されました。生産部門が新しいユーザーへのシステムの安定した供給を維持するのに忙しかった間、開発部門ではQPatchの新しい機能に関する開発を続け、とりわけ、世界初の自動化されたRs補正、リガンド作動性チャネルに向けた展開、48チャネルシステムであるQPatch HTへの拡張、マルチホールQPlate、およびカレントクランプ機能を新たに導入しました。これらの機能は今ではすべてのSophion製品と多くの市販製品で標準となっています。

2011年、Biolin Scientificと統合されたことでSophionに大きな変革が起こりました。その時点でSophionは「ほんの」11歳でしたが、会社として急速に成長することを強いられました。Biolin時代に植え付けられたプロ意識と構造化された会社組織から我々は今でも恩恵を受けています。より効率的なサプライチェーンと財務報告システム、ならびにISO 9001認証は、すべて私たちが今日の状況を享受し、さらに将来に向けて適切に備えるプロセスであったと言えるでしょう。

Qube 384が2014年に導入されると、イオンチャネル創薬の手法は転換期を迎えます。384もの独立したチャネルの使用が可能となることで、一次スクリーニングからパッチクランプ実験を導入することが一気に現実的になりました。 2015年にプレートを自動供給するスタッカー機能が導入されたことで、最大15枚のQChipを使った無人スクリーニングを夜通し実行できるようになり、今日では主要なCROや製薬企業において、Qube 384が日常的にそのように運用されています。

しかしBiolin Scientificという大企業への統合は商業的には成功せず、2017年のマネジメント・バイアウト(MBO)によって再びSophionは自ら「家の主」となりました。その後、皆さまもご存じの通り、事業は再び加速します。QPatch II 48、QPatch II 16Qube OptoオンラインV½推定、そして新たな改良が施された温度コントローラーの導入により、当社のAPCシステムは今まで以上に使いやすくなり、より高度な機能を備えることになります。直近4年間において前年比2桁の成長を遂げたことで、これまで以上に多くのEUプロジェクト、業界内におけるパートナーシップ、そして学術的なコラボレーションが行われている、大変興味深い新しい状況に今日の当社はあります。

2020年、Sophion Bioscineceはかつて無いほど逞しくなり、大変厳しい「コロナクォーター」であった2020年第2四半期においても、その将来は明るく有望です。未だロックダウンが続いている地域もありますが、一方で研究活動が再開されつつある地域もまたあることを、この数週間にコペンハーゲンから出荷されたSophionのAPCを梱包した木箱が明確に示しています。

QubeとQPatchをほぼすべての主要な製薬会社において導入することで、過去20年間イオンチャネル分野で足跡を残してきたことは当社の大いなる誇りであり、今後20年間もこれまでと同様に継続する心構えです。

「若い頃に形成された良い習慣は全ての違いを生む」

アリストテレス

未来がどうなるかは私たちにも分かりません。最初の20年間で、私たちは世界最高のAPCシステムを市場に投入するばかりでなく、高い性能とデータの品質を、パッチクランプが誰でも簡単に使えるように使いやすくした設計と組み合わせました。私たちは当時、「パッチクランプを呪術から解き放つ」ことを旨としていましたが、今ではそれが達成されたと確信しています。

私たちが将来に向けて約束できるであろうことは、探究心を維持し革新的であり続けることです。使いやすさと性能を組み合わせることで、イオンチャネル創薬とその隣接領域をさらに拡げていきます。私たちが選択した「カスタマーサポートに重点を置く」という2004年から掲げるビジョンを尊重し、これからも実践して行くことをお約束します。

2017 in brief

What a year!

For Sophion it has been a year with many changes, a lot of news and countless achievements. It has also, by far, been the best year in the history of Sophion Bioscience and on behalf of the whole Sophion Bioscience team we would like to thank all our partners and customers for their continued support. Read more about 2017 seen from our perspective here “Sophion 2017 in brief

 

 

New faces at Sophion

To meet the increasing demand of new application development and customer support, we have hired two new application specialists.

Kim Boddum has a PhD in neuropharmacology and comes from a post doc at the Department of Biomedical Sciences at the Uni of CPH. Kim has for the past 7-8 years worked on membrane receptors and ion channels function and pharmacology.

Kadla Røskva Rosholm has a PhD in Nanoscience working on high-throughput fluorescence-based cell assays. Also she been done two post docs working on electrophysiological and fluorescence methodologies to investigate the molecular mechanism of ion-channel signaling.

You can meet Dr. Kadla Røskva Rosholm and Dr. Kim Boddum at customer sites, demos or conferences.

Sophion in the US is moving to Boston

We are happy to announce that we will be moving our US facilities to Boston over the summer. The Boston offices and laboratory will, when finished, be fully operational for application and assay development, and as a training and demonstration laboratory for customers and development partners. Although our current laboratory in New Jersey was conveniently close to Manhattan and the Yankee Stadium, we have for the last couple of years wanted to move to Boston. The recent split from Biolin Scientific gave us that opening. Keep the line open and wait for the invitation for housewarming during the autumn.

Voltage- and current clamp on induced pluripotent cardiomyocytes with Qube 384

Action potentials are induced in both HL-1 mouse atrial cardiomyocytes and Axiogenesis Cor.4U iPS cell-derived cardiomyocytes.

Voltage- and current clamp on induced pluripotent cardiomyocytes with Qube 384. Action potentials are induced in both HL-1 mouse atrial cardiomyocytes and Axiogenesis Cor.4U iPS cell-derived cardiomyocytes. Qube can combine voltage clamp and current clamp in the same sweep for added experimental control. Click here to read more.