扱いにくいCRACチャネルもQubeとQPatchを使えば大丈夫

カルシウム放出依存性カルシウム(CRAC)イオンチャネル電流(ICRAC)は、多くの病気の治療に重要な役割を果たします。自己免疫疾患(関節リウマチ、多発性硬化症、糖尿病、炎症性腸疾患、乾癬、マスト細胞症など)、転移性乳がん、心血管・脳血管失火、ウイルス感染症などの治療に対して化合物調整ICRACが開発され、今後は移植拒絶反応の防止にも役立つと考えられています。

もっとも先進的なCRAC薬剤研究プログラムのひとつは、CalciMedica社によって行われています。Auxora混合物は、膵炎と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)など様々な疾患の臨床試験に使用されています。
これらのチャネルを自動パッチクランプ(APC)で効率的に記録することは有効です。しかし、APCプラットフォームには、高濃度カルシウムやフッ化物を含む「シールエンハンサー」溶液なしでの記録が難しく、これらイオンがICRACの記録に問題を起こします。

このようなAPCでは扱いにくいチャネルに着目し、Sophionの研究者はQPatchとQubeで問題となるカルシウムやフッ化物を使うことなくICRACを記録することに成功しました。

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